セーターのつけ襟のつけ方について

セーターにつけ襟を合わせると、シンプルな着こなしに華やかさやきちんと感を加えられます。

シャツを重ね着するよりも、袖や身頃がもたつきにくく、首元の印象だけを手軽に変えたいときにも取り入れやすいでしょう。

ただし、つけ襟にはセーターの内側に着用するものと、上から重ねるものがあります。

素材や留め具の種類も異なるため、商品ごとの仕様を確認しながら装着することが大切です。

目次

セーターにつけ襟をつける基本的な方法

最初につけ襟の前後を確認する

つけ襟を装着する前に、前後や表裏を確認しておきましょう。

商品によっては、ボタンやホックが前側ではなく、首の後ろや肩付近に配置されている場合があります。

ボタンの位置だけでは判断しにくい場合もあるため、タグ、襟先の形、縫い目、商品写真などを確認するとよいでしょう。

前後が合っていないと、襟が浮いたり、首元に圧迫感が生じたりする可能性があります。

シャツ風のつけ襟はセーターの下に着用することが多い

胸当てが付いたシャツ風のつけ襟は、セーターの下に着用するよう設計されていることが多いでしょう。

一般的には、次のような手順で装着できます。

  1. つけ襟のボタン、ホック、ファスナーなどを外します。
  2. 前後を確認して首に回し、留め具を閉じます。
  3. 胸当てや肩部分のしわを軽く伸ばします。
  4. つけ襟の上からセーターを着用します。
  5. セーターの襟ぐりから、つけ襟の見せたい部分を引き出します。
  6. 左右の襟先や後ろ襟の位置を整えます。
  7. 首や肩を動かし、苦しさやずれがないか確認します。

つけ襟の土台や胸当てが見えると、重ね着として不自然に感じられることがあります。

自然な仕上がりを目指す場合は、襟の付け根や縫い目をセーターの内側へ収めるとよいでしょう。

ただし、あえて胸当て部分を見せるデザインもあるため、必ず隠さなければならないわけではありません。

装飾性の高いつけ襟は上から重ねる場合がある

レース襟、パール襟、刺しゅう襟、フリル襟、ケープ型などは、セーターの上から重ねる仕様になっている場合があります。

肩にのせて前後の中心を合わせ、ボタンやホックなどで留めると整えやすいでしょう。

大きなつけ襟は、体を動かしたときに左右へずれることがあります。

肩のラインと背中の中心を確認し、襟全体が均等に広がるように調整してみてください。

内側に着用するか上から重ねるか迷った場合は、商品タグや販売元の説明を確認するのが安心です。

つけ襟の種類別のつけ方

ボタン・ホック式の場合

ボタンやホックで留めるタイプは、留め具を外して首に回し、指定された位置で固定します。

前開きのデザインでは、セーターの前中心とつけ襟の中心を合わせると、左右のバランスを整えやすくなります。

後ろ開きの場合は、留め具が首の後ろの中央付近にくるよう調整するとよいでしょう。

ただし、デザインによっては留め具の位置が中央からずれていることもあります。

留め具が肌に当たって痛い場合は、薄手のインナーを挟むことで刺激を軽減できる可能性があります。

リボン式の場合

リボン式は、首元や胸元などでリボンを結んで固定するタイプです。

リボンを強く締めると首に圧迫感が出る場合があり、反対に緩すぎると襟がずれやすくなることがあります。

首を左右に動かしたときに苦しさがなく、呼吸や飲み込みを妨げない程度に調整しましょう。

指が1本入る程度の余裕が目安として紹介されることもありますが、適切な余裕には個人差があります。

サテンなどの滑りやすいリボンは、時間の経過とともにほどけるケースもあります。

蝶結びの前に軽く結び目を作ると、安定しやすくなる場合があります。

ゴム・ストラップ式の場合

脇の下にゴムやストラップを通すタイプは、つけ襟の浮きや回転を抑えやすいのが特徴です。

ベストを着用するように腕を通し、ゴムやストラップがねじれていないか確認しましょう。

長さを調節できる場合は、脇へ強く食い込まない程度に合わせます。

きつくしすぎると、つけ襟の土台が引っ張られ、かえって襟の形が崩れる可能性があります。

クリップ式の場合

クリップ式は、つけ襟の土台をインナーやセーターの襟ぐり付近へ固定するタイプです。

最初に正面の位置を合わせ、そのあとに左右を固定すると、バランスを取りやすくなるでしょう。

ただし、挟む力が強いクリップは、ニットの編み目を圧迫したり、襟ぐりを伸ばしたりする可能性があります。

カシミヤ、モヘア、アンゴラなどの繊細な素材では、セーター本体への使用を控えたほうがよい場合もあります。

クリップを使用する場合は、セーターではなく、下に着用しているインナーへ固定する方法も検討できます。

ケープ型の場合

肩まで覆うケープ型のつけ襟は、セーターの上から着用することが多いタイプです。

背中とつけ襟の中心を合わせ、左右の肩に均等に広げると整って見えやすくなります。

パール、ビーズ、金属パーツなどが付いた商品は、見た目以上に重さがある場合もあります。

セーターの襟ぐりが引っ張られていないか確認しながら着用すると安心です。

セーターの襟型に合わせた選び方

クルーネックに合わせる場合

丸い襟ぐりのクルーネックは、さまざまな形のつけ襟を合わせやすいとされています。

シャツカラー、丸襟、フリル襟なども取り入れやすいでしょう。

セーターの襟ぐりとつけ襟の付け根が近いと、シャツを重ねているように見えやすくなる場合があります。

左右の襟先が同じくらい見えているか確認すると、バランスを整えやすくなります。

Vネックに合わせる場合

Vネックには、襟先のあるシャツカラーやボウタイ付きのつけ襟が合わせやすい場合があります。

セーターのV字とつけ襟の前中心を揃えると、首元がすっきり見えやすくなるでしょう。

Vネックの開きが深い場合は、つけ襟の胸当てやインナーが見えることがあります。

気になる場合は、胸当てが広いタイプを選ぶか、セーターに近い色のインナーを重ねる方法があります。

ボートネックに合わせる場合

横に広く開いたボートネックには、肩まで広がるつけ襟がなじみやすい場合があります。

小さなつけ襟を使用するときは、土台やストラップが襟ぐりから見えていないか確認しましょう。

つけ襟がセーターの襟ぐりより大きくなければならないという決まりはありません。

セーターとつけ襟の形によって仕上がりが変わるため、正面だけでなく肩や背中からも確認することがポイントです。

タートルネックに合わせる場合

タートルネックには、ケープ型や装飾襟など、セーターの上から重ねるタイプが合わせやすいことがあります。

首元に厚みが出やすいため、薄手で軽いつけ襟を選ぶと、比較的すっきり見えるでしょう。

襟がタートル部分に乗り上げたり、首が窮屈に感じられたりする場合は、ひと回り大きなサイズへ変更する方法もあります。

ハイネックに合わせる場合

ハイネックに小さなシャツ襟を重ねると、デザインによっては首元が詰まって見えることがあります。

その場合は、パールやレースを使ったネックレス風のつけ襟や、肩へ広がる装飾襟も選択肢になるでしょう。

ただし、小さな襟が似合わないと決まっているわけではありません。

セーターの襟の高さや顔周りとのバランスを確認しながら選ぶことが大切です。

つけ襟をきれいに見せるコツ

セーターとつけ襟の中心を合わせる

つけ襟が不自然に見えるときは、中心がずれている場合があります。

セーターの前中心と、つけ襟のボタンや襟先の中心を合わせてみましょう。

後ろ側についても、つけ襟の中央が背中の中央付近にくるよう調整します。

鏡だけでは確認しにくい場合は、スマートフォンで後ろ姿を撮影する方法も役立ちます。

左右の見える幅を揃える

左右の襟が同じ程度見えるようにすると、整った印象になりやすいでしょう。

片側だけを大きく引き出すと、つけ襟やセーターがゆがんで見える場合があります。

襟先だけでなく、肩にかかる部分や後ろ襟の高さも確認してみてください。

襟の付け根を適度に隠す

シャツ風のつけ襟では、付け根や胸当てをセーターの内側へ収めると、自然な重ね着に見えやすくなります。

襟を出しすぎると土台が見える可能性があるため、襟の形が崩れない範囲で調整しましょう。

一方、ケープ型などの装飾襟は、付け根を見せることを前提に作られているケースがあります。

つけ襟のデザインや着用イメージに合わせて整えることがポイントです。

着用後に首や肩を動かす

装着した直後は整っていても、歩いたり腕を動かしたりすると、つけ襟がずれる場合があります。

首を左右へ向けたり、肩を軽く回したりして、位置が大きく動かないか確認しましょう。

コートやジャケットを羽織る場合は、アウターを着用したあとに襟が折れていないか確認すると安心です。

参考サイト

なんでもないニットが『つけ衿』で蘇る!ニットコーデのマンネリ脱出作戦 | VERY

つけ襟がずれる場合の対処方法

付属のゴムやストラップを調節する

つけ襟に脇ゴムやストラップが付いている場合は、長さを調節することでずれを抑えられる可能性があります。

体に軽く沿う程度に合わせると、襟の浮きや回転を防ぎやすくなるでしょう。

ただし、短くしすぎると脇に食い込んだり、つけ襟全体が引っ張られたりすることがあります。

動きやすさも確認しながら調節してください。

衣類用クリップを使う

衣類用の小型クリップを利用し、つけ襟をインナーへ固定する方法があります。

セーター本体へ直接留めないことで、ニットへの負担を抑えられる場合があります。

セーターへ固定する場合は、目立たない部分でクリップの跡や毛羽立ちが生じないか確認しましょう。

長時間強く挟み続けると、生地に跡が残る可能性もあります。

安全ピンをニットへ直接刺す方法は慎重に判断する

ニットへ安全ピンを直接刺すと、糸割れ、引きつれ、編み目の広がりなどが起こる場合があります。

毛糸と毛糸の間へ通しても、傷みを完全に防げるとは限りません。

特に、カシミヤ、モヘア、アンゴラ、細いウール、ゆるく編まれたニットでは、使用を避けたほうが安心でしょう。

固定が必要な場合は、下に着用するインナーや、つけ襟に付属するストラップを利用する方法が考えられます。

スナップボタンの後付けは補強を検討する

同じセーターとつけ襟を頻繁に組み合わせる場合は、スナップボタンを後付けする方法もあります。

ただし、伸縮するニットへ直接縫いつけると、ボタンの周辺へ力が集中することがあります。

取り付ける場合は、裏側へ当て布を施すなどの補強が必要になるケースもあります。

高価なセーターや繊細な素材に加工を加えたい場合は、洋服のお直し店へ相談すると安心です。

セーターとつけ襟を組み合わせるポイント

生地の厚さと重さを確認する

薄手のハイゲージセーターには、コットン、レース、シフォンなどの軽いつけ襟がなじみやすい傾向があります。

重いつけ襟を合わせると、セーターの襟ぐりが引っ張られる場合があります。

厚手のローゲージセーターでは、ある程度大きさのあるシャツ襟やケープ型が見えやすいでしょう。

ただし、小さな襟でも襟ぐりとのバランスによってはきれいにまとまるため、実際に合わせて確認することが大切です。

色の組み合わせを考える

黒やネイビーなどのセーターに白いつけ襟を合わせると、首元の輪郭がはっきり見える場合があります。

白やベージュのセーターに黒、ブラウン、ネイビーなどのつけ襟を合わせると、アクセントになりやすいでしょう。

落ち着いた印象にしたい場合は、セーターとつけ襟を同系色でまとめる方法があります。

華やかさを加えたい場合は、コントラストのある色や刺しゅう入りのデザインも選択肢になります。

色の見え方には個人差があり、肌の色や髪色、合わせる服によっても印象が変わります。

一般的な配色だけにとらわれず、鏡で全体のバランスを確認してみてください。

装飾の重さを確認する

パール、ビーズ、金属パーツなどが付いたつけ襟は、装飾のないものより重い場合があります。

長時間着用すると、セーターの襟ぐりが伸びたり、首や肩に負担を感じたりするケースも考えられます。

薄手または繊細なセーターに合わせるときは、比較的軽いつけ襟を選ぶと扱いやすいでしょう。

つけ襟を使用する際の注意点

首を締めつけすぎない

つけ襟は、首を動かしたときに圧迫感がなく、呼吸や飲み込みを妨げない状態で着用しましょう。

適切な余裕は、首回りの寸法、つけ襟の形、素材の伸縮性などによって変わります。

着用中に赤み、かゆみ、痛み、息苦しさなどが生じた場合は、無理に使い続けず、早めに取り外してください。

子ども用は長いリボンや小さな部品に注意する

子ども用のつけ襟では、首周りから長いリボンやひもが垂れるデザインに注意が必要です。

遊具、ドア、自転車などへ引っ掛かり、事故につながる可能性があります。

外遊びや保育施設で着用する場合は、長いひもやリボンがないものを選ぶと安心でしょう。

安全ピン、外れやすいボタン、小さなクリップなどについても、けがや誤飲の危険がないか確認する必要があります。

年齢や活動内容によって適したデザインが異なるため、保護者や施設側で着用方法を確認してください。

色移りの可能性を確認する

濃色のつけ襟は、汗、雨、摩擦などによって、淡色のセーターへ色移りする場合があります。

着用前に洗濯表示や取扱説明を確認し、必要に応じて目立たない部分で色落ちの有無を試してみましょう。

ただし、水洗いできないつけ襟を濡らすと、輪じみや変色が生じる可能性があります。

素材や取扱方法が分からない場合は、販売店やクリーニング店へ相談すると安心です。

洗濯前につけ襟を取り外す

着脱できるつけ襟は、セーターから取り外してお手入れしたほうがよい場合が多いでしょう。

取り付けたまま洗うと、生地同士が引っ張られ、型崩れや装飾の破損につながる可能性があります。

セーターとつけ襟では、洗濯方法や乾燥方法が異なることもあります。

それぞれの洗濯表示を確認し、表示に沿ってお手入れしてください。

ビーズ、パール、接着式の装飾などが付いたつけ襟は、家庭で洗濯できないケースもあります。

洗濯表示がない場合や判断が難しい場合は、無理に洗わず専門店へ相談しましょう。

つけ襟が似合わないと感じる場合の調整方法

襟の見える面積を調整する

つけ襟だけが浮いて見える場合は、襟を出しすぎている可能性があります。

付け根をセーターの内側へ少し入れ、見える面積を減らすと印象が変わることがあります。

反対に、つけ襟がセーターへ埋もれている場合は、左右を少しずつ引き出してみましょう。

襟の大きさを見直す

首元が詰まって見える場合は、襟幅やフリルが小さいタイプへ変更する方法があります。

顔周りが寂しく感じられる場合は、肩へ広がる大きめのつけ襟がアクセントになることもあります。

似合う大きさは、肩幅、顔立ち、髪型、セーターの厚みなどによって異なります。

サイズだけで判断せず、上半身全体を鏡で確認すると選びやすいでしょう。

縦と横のラインを確認する

肩幅が強調されているように感じる場合は、横へ大きく広がる襟から、襟先のあるシャツカラーやボウタイタイプへ変える方法があります。

縦方向のラインが加わることで、首元がすっきり見えるケースもあります。

一方で、大きな丸襟やケープ型が全体のバランスを整えてくれることもあります。

体形だけを理由に特定のデザインを避けるのではなく、セーターを含めた全体のシルエットで判断することが大切です。

まとめ

セーターにつけ襟をつける方法は、つけ襟の形や商品の仕様によって異なります。

胸当て付きのシャツ風タイプはセーターの下に着用することが多く、ケープ型や装飾性の高いタイプは上から重ねる場合があります。

きれいに見せたい場合は、セーターとつけ襟の中心を合わせ、左右の見える幅を整えてみましょう。

着用後に首や肩を動かし、ずれや圧迫感がないか確認することもポイントです。

つけ襟とセーターの素材、重さ、洗濯表示なども確認しながら、自分の着こなしや使用場面に合う方法を選んでみてください。

以上、セーターのつけ襟のつけ方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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