セーターの正しい保管方法について

セーターを長持ちさせるためには、汚れを落として十分に乾燥させ、きれいにたたんで保管することが基本です。

特にウールやカシミヤなどの動物性繊維は、虫食いや湿気の影響を受けやすいため、収納前の手入れが重要になります。

汚れや湿気が残ったまま収納すると、虫食い、カビ、黄ばみ、におい、変色などが発生する可能性があります。

次のシーズンも気持ちよく着られるように、素材や洗濯表示に合った方法で保管しましょう。

目次

セーターを保管する前の準備

洗濯表示を確認する

最初に、セーターの内側に付いている洗濯表示を確認します。

家庭用洗濯機で洗えるもの、手洗いできるもの、家庭での洗濯ができないものがあるため、表示に従って手入れすることが大切です。

洗濯桶の記号に手が描かれている場合は、手洗いができます。

洗濯桶の記号に「×」が付いている場合は、家庭での洗濯ができません。

ただし、家庭洗濯禁止の表示が付いていても、必ずドライクリーニングができるとは限らないため、ドライクリーニングやウエットクリーニングの表示も確認しましょう。

高価なセーターや装飾の付いたもの、自宅で洗うのが不安なものは、衣類の状態と洗濯表示をクリーニング店に見てもらうと安心です。

長期保管前に汚れを落とす

長期間保管する前には、洗濯やクリーニングで汚れを落としましょう。

一度でも着用したセーターには、目立った汚れがなくても、汗、皮脂、ほこり、食べこぼしなどが付着している可能性があります。

これらを残したまま保管すると、黄ばみやにおい、カビ、虫食いなどの原因になります。

特に襟元、袖口、脇、胸元、前身頃は汚れが残りやすい場所です。

シーズン終了後に収納する場合は、見た目がきれいでも、洗濯表示に従って洗濯またはクリーニングを行うのが基本です。

汚れの種類をクリーニング店に伝える

クリーニングに出しても、すべての汚れが必ず落ちるとは限りません。

一般的なドライクリーニングは油性汚れを落とすことに適していますが、汗や飲み物などの水溶性汚れが十分に落ちない場合があります。

汗を多くかいた場所や、食べ物、飲み物、化粧品などが付着した場所が分かっている場合は、受付時に伝えましょう。

汚れの種類と場所を伝えることで、しみ抜きなどの適切な処理を提案してもらいやすくなります。

完全に乾かしてから収納する

洗濯後のセーターは、完全に乾いてから収納します。

湿気が残ったまま衣装ケースや収納袋に入れると、カビやにおい、変色が発生する可能性があります。

乾かし方は、セーターの洗濯表示に従ってください。

平干しの表示があるものは、形を整えて平らな状態で乾かします。

厚手のセーターは、表面が乾いていても、脇、縫い目、袖口などに湿気が残っていることがあります。

触ったときに冷たく湿った感触がないか確認し、内側まで十分に乾かしてから収納しましょう。

スチームアイロンを使用した場合も、熱と湿気が抜けるまでしばらく置いてから収納します。

毛玉やほこりを取り除く

収納前に毛玉やほこりを取り除いておくと、次のシーズンにすぐ着用できます。

衣類用ブラシを使用する場合は、編み目や毛並みに沿ってやさしくブラッシングしましょう。

強くこすると、表面の毛羽立ちや生地の傷みにつながるため注意が必要です。

毛玉を手で無理に引きちぎると、周囲の繊維まで引っ張ってしまいます。

毛玉取り器や小さなはさみを使用し、セーター本体の糸を切らないように慎重に取り除いてください。

ほつれやボタンの緩みを確認する

収納前には、糸のほつれ、穴、破れ、ボタンの緩みなども確認しましょう。

小さなほつれや穴を放置すると、収納中や次に着用したときに広がる可能性があります。

飛び出した糸は、無理に引っ張ったり切ったりせず、裏側へ引き込むなど、生地の状態に合った方法で処理します。

自分で直すのが難しい場合は、衣類の修理店やクリーニング店へ相談しましょう。

セーターはたたんで保管する

長期保管ではハンガーを避ける

セーターは伸縮性があるため、長期間ハンガーに掛けると、自重によって肩や身頃が伸びることがあります。

細いハンガーを使用すると、肩の一部分に重みが集中し、ハンガーの跡が付く可能性もあります。

特に厚手のセーター、ロング丈のニット、ローゲージニットなどは重量があるため、たたんで保管するのが適しています。

ただし、軽くて薄いセーターや、短期間だけ保管する場合は、肩幅に合った厚みのあるハンガーを使用できることもあります。

ハンガーに掛ける場合は、肩や身頃が伸びていないか定期的に確認してください。

セーターの基本的なたたみ方

セーターは、次の手順でたたみます。

  1. セーターの背面を上にして、平らな場所に置きます。
  2. 身頃と袖のしわを手でやさしく整えます。
  3. 左右の袖を内側に折ります。
  4. 身頃の左右を中央に向かって折ります。
  5. 裾を襟側へ向けて、二つ折りまたは三つ折りにします。
  6. 編み目を引っ張らないように、全体の形を整えます。

収納ケースの大きさに合わせて折り方を調整しますが、必要以上に小さく折りたたむのは避けましょう。

折る回数が多すぎると、深い折りじわや編み目の変形につながる場合があります。

立てて収納する方法

引き出しにセーターを収納する場合は、たたんだものを立てて並べる方法があります。

立てて収納すると、どこに何が入っているか確認しやすくなり、下にあるセーターへ重みが集中するのを防ぎやすくなります。

ただし、厚手のセーターや毛足の長いセーターを無理に立てると、形が崩れる場合があります。

自立しにくいものは、無理に立てず、少ない枚数で平らに重ねましょう。

重ねて収納する方法

セーターを重ねて収納する場合は、高く積み上げすぎないことが大切です。

何枚も重ねると、下にあるセーターが圧迫され、ふくらみや風合いが損なわれる可能性があります。

厚手で丈夫なセーターを下に置き、薄手のものや装飾の付いたものを上に置きましょう。

カシミヤ、アンゴラ、モヘアなどのデリケートなセーターには、重い衣類を載せないようにしてください。

装飾の付いたセーターは個別に包む

ビーズ、スパンコール、ファスナー、金属製ボタンなどが付いたセーターは、ほかの衣類に引っ掛かる可能性があります。

装飾の付いた部分を内側に折り込むか、薄紙や不織布で包んで保護しましょう。

ビニール袋に密閉すると湿気がこもる場合があるため、長期保管では通気性のある不織布製収納袋が適しています。

セーターに適した保管場所

湿気の少ない暗所を選ぶ

セーターは、直射日光が当たらず、湿気の少ない場所に保管します。

直射日光や強い照明に長期間当たると、紫外線によって変色や退色が起こる可能性があります。

窓際、結露しやすい壁際、洗面所の近くなどは、湿気がたまりやすいため注意してください。

クローゼットや押し入れに収納する場合は、収納ケースを壁や床へ密着させず、少し隙間を空けると空気が流れやすくなります。

収納ケースや引き出しを清掃する

セーターを収納する前に、衣装ケースや引き出しの中を清掃しましょう。

ほこり、髪の毛、糸くず、古い防虫剤などを取り除きます。

水拭きした場合は、内部を完全に乾かしてからセーターを収納してください。

収納場所に汚れや湿気が残っていると、洗濯したセーターにもにおいや汚れが移る可能性があります。

衣類害虫の死骸や抜け殻、ふんのようなものがないかも確認しましょう。

衣類を詰め込みすぎない

衣装ケースや引き出しにセーターを詰め込みすぎると、繊維が押しつぶされ、型崩れや深いしわが起こりやすくなります。

防虫剤を使用している場合は、防虫成分が収納空間全体に行き渡りにくくなることもあります。

衣類同士の間に多少の余裕があり、無理なく取り出せる程度に収納しましょう。

収納量は、ケースの容量に対して8割程度をひとつの目安にできます。

不織布製の収納袋を使用する

カシミヤやアンゴラなどのデリケートなセーターは、不織布製の収納袋に個別に入れると、ほこりや摩擦から守りやすくなります。

不織布は、一般的なビニール袋よりも通気性があるため、長期保管に適しています。

ただし、不織布製であっても湿気を完全に防げるわけではありません。

セーターを十分に乾かし、湿気の少ない場所に収納することが前提です。

セーターの虫食いを防ぐ方法

ウールやカシミヤは特に虫食いに注意する

衣類害虫の幼虫は、ウール、カシミヤ、アンゴラ、アルパカ、シルクなどの動物性繊維を好む傾向があります。

動物性繊維を含むセーターは、長期保管前に汚れを落とし、防虫対策を行いましょう。

綿や麻などの植物性繊維、アクリルやポリエステルなどの化学繊維でも、汗、皮脂、食べこぼしなどが残っていると、虫食いの被害を受ける可能性があります。

素材にかかわらず、清潔な状態で保管することが重要です。

防虫剤は収納場所に合ったものを選ぶ

防虫剤には、引き出し・衣装ケース用、クローゼット用、洋服ダンス用、カバー用などがあります。

収納空間の広さに合わせて成分量が調整されているため、使用場所に対応した商品を選びましょう。

引き出し・衣装ケース用の防虫剤を、広いクローゼットで使用しても、十分な効果を得られない可能性があります。

反対に、クローゼット用を小さな衣装ケースへ入れるなど、指定されていない使い方も避けてください。

防虫剤は衣類の上に置く

引き出しや衣装ケース用の防虫剤は、たたんだセーターの一番上に置くのが基本です。

一般的な防虫成分は、気化すると上から下へ広がる性質があるためです。

ただし、吊り下げタイプやカバータイプなどは使い方が異なります。

必ずパッケージに記載されている位置、使用量、有効期間を守ってください。

防虫剤を包装から取り出さない

防虫剤は、薬剤を包装や専用ケースから取り出さず、販売されている状態のまま使用します。

市販の防虫剤には、包装された状態で衣類の上に置くよう設計されている商品があります。

防虫剤を衣類に触れさせてよいかどうかは商品によって異なるため、パッケージの使用方法を確認しましょう。

薬剤を包装から取り出して、セーターへ直接付着させることは避けてください。

防虫剤の併用は成分を確認する

防虫剤には、ピレスロイド系、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのうなどがあります。

このうち、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのうなどの有臭タイプ同士は併用しないでください。

異なる有臭タイプを一緒に使用すると、薬剤が溶けて衣類に付着し、しみや変色の原因になる可能性があります。

ピレスロイド系は、一般的にほかの種類の防虫剤と併用できます。

ただし、製品によって使用条件が異なるため、最終的にはパッケージの注意事項に従いましょう。

使用中の防虫剤の成分が分からない場合は、古い防虫剤をすべて取り除きます。

その後、衣類と収納ケースを風に当てて十分に換気してから、新しい防虫剤を入れてください。

防虫剤の使用量と有効期間を守る

防虫剤は、多く入れれば入れるほど効果が高くなるものではありません。

反対に、使用量が少なすぎると、防虫成分が収納空間全体に行き渡らない可能性があります。

収納場所の大きさに合わせて、パッケージに記載された数量を使用しましょう。

防虫剤には有効期間があるため、交換時期も定期的に確認します。

交換時期が分かる表示が付いた商品は、衣替えや点検の際に確認してください。

参考サイト

服の虫食い予防・対策!ウール素材などの衣替え時に行いたいお手入れのコツ | Lidea(リディア) by LION

湿気やカビを防ぐ方法

クローゼットや押し入れを換気する

湿気がこもった収納場所では、カビやにおいが発生しやすくなります。

晴れて湿度の低い日に、クローゼットや押し入れの扉を開けて空気を入れ替えましょう。

引き出しや衣装ケースも定期的に開けると、内部にたまった湿気を逃がしやすくなります。

雨の日や湿度の高い日に長時間開けると、外の湿気を取り込む可能性があるため、乾燥した日を選ぶのがポイントです。

除湿剤を適切に使用する

湿気の多い収納場所では、除湿剤を活用できます。

クローゼットにはクローゼット用、引き出しには引き出し用など、設置場所に合った商品を選びましょう。

液体がたまるタイプは、転倒すると内容物が漏れる可能性があるため、安定した場所に置きます。

除湿剤の液が衣類に付着すると、しみや変色などの原因になることがあるため注意してください。

除湿剤にも交換時期があるため、吸湿量や使用期限を定期的に確認しましょう。

湿気対策だけに頼らない

収納場所を乾燥させることは大切ですが、除湿剤だけで虫食いやカビを完全に防げるわけではありません。

収納前の洗濯、収納場所の清掃、防虫剤の使用、定期的な換気を組み合わせることが重要です。

衣類を清潔に保ち、虫やカビが発生しにくい環境を整えましょう。

圧縮袋で保管する場合の注意点

すべてのセーターに適しているわけではない

衣類用圧縮袋を使用できるセーターもありますが、素材や編み方によっては圧縮に向かないものがあります。

強く圧縮すると、毛足がつぶれたり、立体的な編み柄が変形したり、深い折りじわが付いたりする可能性があります。

特にカシミヤ、アンゴラ、モヘア、ローゲージニット、装飾の付いたセーターは、強い圧縮を避けるのが無難です。

圧縮袋を使用する場合は、衣類と圧縮袋の両方の取扱説明を確認しましょう。

圧縮しすぎない

セーターを圧縮袋へ入れる場合は、できるだけ形を整えてたたみます。

空気を完全に抜き切るのではなく、セーターのふくらみが多少残る程度にとどめると、繊維への負担を抑えやすくなります。

重い荷物を上に載せることも避けましょう。

圧縮袋に防虫剤や乾燥剤を入れる場合は、それぞれの商品が密閉袋での使用に対応しているか確認してください。

クリーニング後のセーターを保管する方法

持ち帰り用のビニールカバーを外す

クリーニング後の衣類に掛けられている一般的なビニールカバーは、店舗から自宅へ持ち帰るまでの汚れを防ぐためのものです。

長期保管用ではないため、基本的には外してから収納します。

ビニールカバーを付けたままにすると、内部に湿気がこもり、カビ、におい、変色などが発生する可能性があります。

カバーを外した後は、直射日光の当たらない風通しのよい場所でしばらく置き、湿気やにおいを飛ばしましょう。

ただし、クリーニング店が提供する不織布製の保管カバーや、長期保管用と明記された専用カバーは使用できる場合があります。

仕上がりを確認してから収納する

クリーニングから戻ってきたセーターは、すぐに収納せず、全体の状態を確認しましょう。

しみ、変色、縮み、ほつれ、ボタンの緩みなどがないか点検します。

クリーニングタグが生地に直接取り付けられている場合は、セーターを傷つけないように慎重に外してください。

汚れや仕上がりに気になる点がある場合は、時間を置かず、早めにクリーニング店へ相談しましょう。

素材別の保管ポイント

ウールセーター

ウールは、虫食いと湿気に注意が必要な素材です。

収納前に汗や皮脂などの汚れを落とし、完全に乾かしてから保管しましょう。

長期保管では防虫剤を使用し、衣類を詰め込みすぎないことが大切です。

フェルト化や型崩れを防ぐため、強く圧縮したり、重い衣類を上に載せたりするのは避けてください。

カシミヤセーター

カシミヤは繊維が細く、摩擦や圧迫の影響を受けやすい素材です。

表面のほこりをやさしく取り除き、ゆったりとたたんで保管します。

不織布製の収納袋へ個別に入れると、ほかの衣類との摩擦を防ぎやすくなります。

虫食いを受けやすいため、防虫剤を適切に使用し、重い衣類の下には置かないようにしましょう。

アンゴラやモヘアのセーター

アンゴラやモヘアは毛足が長く、圧迫すると風合いが変わりやすい素材です。

毛足をつぶさないようにゆったりとたたみ、上に重いものを置かないようにします。

ほかの衣類に毛が絡んだり、装飾へ引っ掛かったりしないように、不織布製の袋へ分けて収納すると安心です。

綿や麻のセーター

綿や麻は、ウールやカシミヤに比べると虫食いを受けにくい傾向があります。

ただし、汗や皮脂、食べこぼしが残っていると、虫食い、黄ばみ、カビなどが発生する可能性があります。

洗濯して十分に乾かし、湿気の少ない場所に収納しましょう。

綿製のニットは重量で伸びることがあるため、長期保管ではたたみ収納が適しています。

アクリルやポリエステルのセーター

アクリルやポリエステルなどの化学繊維は、動物性繊維に比べると虫食いを受けにくい素材です。

ただし、皮脂や食べこぼしが付着していると、虫食いの被害を受ける可能性があります。

また、静電気によってほこりが付着しやすいため、収納前に表面を清潔に整えましょう。

毛玉を取り除く場合は、生地を傷めないように慎重に行ってください。

シーズン中の一時的な保管方法

着用後すぐに収納しない

一度着用したセーターを、脱いですぐに引き出しへ戻すのは避けましょう。

汗や体温による湿気が残っている可能性があるため、風通しのよい日陰で休ませます。

湿気が抜けたら、表面のほこりを取り除き、たたんで収納してください。

ただし、汗を多くかいた場合や、食べこぼしが付いた場合、素肌に直接着用した場合は、風を通すだけでは不十分です。

洗濯表示に従って、早めに洗濯やクリーニングを行いましょう。

連日着用しない

同じセーターを毎日着用すると、繊維が休む時間がなく、型崩れや毛玉が起こりやすくなります。

複数のセーターを交代で着用し、一度着たものは数日休ませるのが理想です。

バッグや上着とこすれやすい脇、袖、腰まわりなどは、特に毛玉ができやすいため注意しましょう。

保管中に確認したいポイント

定期的に収納場所を点検する

長期間保管する場合は、収納したまま放置せず、定期的に状態を確認しましょう。

セーターの虫食い、カビ、におい、変色などを点検します。

防虫剤や除湿剤の交換時期も併せて確認してください。

数か月に一度を目安にできますが、梅雨時期や湿気の多い収納場所では、よりこまめに確認すると安心です。

乾燥した日に換気する

収納場所の換気は、晴れて湿度の低い日に行います。

クローゼットの扉や衣装ケースを開け、内部の空気を入れ替えましょう。

セーターを取り出して湿気を飛ばす場合は、直射日光を避け、風通しのよい日陰に置きます。

強い日光に長時間当てると、色あせや繊維の劣化につながる可能性があります。

セーターを保管するときのNG行為

汚れたまま長期保管する

汗、皮脂、食べこぼしなどを残したまま収納すると、黄ばみ、におい、虫食いの原因になります。

シーズン終了時には、必ず汚れを落としてから収納しましょう。

生乾きのまま収納する

湿気が残ったセーターを密閉すると、カビやにおいが発生しやすくなります。

厚手のものは内側まで乾いていることを確認してください。

細いハンガーに掛けたままにする

細いハンガーに長期間掛けると、肩に跡が付いたり、身頃が伸びたりする可能性があります。

長期保管では、たたみ収納を基本にしましょう。

収納ケースへ強く押し込む

衣類を無理に詰め込むと、セーターのふくらみが失われ、深いしわや型崩れが起こりやすくなります。

防虫成分も行き渡りにくくなるため、収納量に余裕を持たせてください。

有臭タイプの防虫剤を混ぜる

パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのうなどの有臭タイプ同士を併用すると、薬剤が溶けて、しみや変色につながる可能性があります。

防虫剤の成分を確認し、パッケージの注意事項を守りましょう。

クリーニング後のビニールを付けたままにする

持ち帰り用のビニールカバーは通気性が低く、長期保管には適していません。

ビニールを外して湿気を飛ばし、必要であれば不織布製の保管カバーに交換しましょう。

デリケートなセーターを強く圧縮する

カシミヤ、アンゴラ、モヘア、ローゲージニットなどを強く圧縮すると、毛足や編み柄がつぶれる可能性があります。

圧縮袋を使用する場合は、素材と商品の注意事項を確認し、圧縮しすぎないようにしてください。

セーターを長期保管する手順

長期間保管する場合は、次の順番で準備すると失敗を防ぎやすくなります。

  1. セーターの洗濯表示と素材を確認します。
  2. 洗濯またはクリーニングで汚れを落とします。
  3. 洗濯表示に従って乾かします。
  4. 内側まで完全に乾いていることを確認します。
  5. 毛玉、ほこり、ほつれなどを確認します。
  6. 衣装ケースや引き出しを清掃し、十分に乾かします。
  7. セーターをゆったりとたたみます。
  8. 詰め込みすぎないように収納します。
  9. 収納場所に合った防虫剤を適正量設置します。
  10. 必要に応じて除湿剤を設置します。
  11. 直射日光と湿気を避けて保管します。
  12. 保管中も定期的に換気と点検を行います。

まとめ

セーターを正しく保管するためには、収納前に汚れを落とし、完全に乾かすことが重要です。

長期間ハンガーに掛けると、肩や身頃が伸びる可能性があるため、基本的にはたたんで保管しましょう。

ウールやカシミヤなどの動物性繊維には、防虫剤を適切に使用します。

防虫剤は収納場所に対応したものを選び、使用量、置き方、有効期間、併用できる成分を確認してください。

また、収納ケースへの詰め込み、湿った状態での収納、クリーニング後のビニールを付けたままにする保管、デリケートなセーターの強い圧縮は避ける必要があります。

素材に合った手入れと定期的な換気を行うことで、虫食い、カビ、におい、変色、型崩れを防ぎ、大切なセーターを長くきれいな状態で保管できます。

以上、セーターの正しい保管方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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