ポロシャツをきれいな状態で収納するには、できるだけ小さくたたむことよりも、襟や前立てをつぶさず、折る回数を増やしすぎないことが重要です。
ポロシャツは一般的なTシャツと異なり、襟やボタン部分に厚みがあります。
そのため、強く折り曲げたり、狭い収納場所へ無理に押し込んだりすると、身頃だけでなく襟にも不自然な折り癖がつくことがあります。
完全にシワを防ぐことは難しいものの、正しい手順でたたみ、ゆとりを持って収納すれば、目立つ収納ジワや型崩れを抑えやすくなります。
ポロシャツをシワになりにくくするたたみ方
平らな場所に裏向きで広げる
最初に、テーブルやベッドなどの平らで清潔な場所へポロシャツを広げます。
ポロシャツの表側を下にし、背中側が上になるように置きましょう。
平らな場所で作業すると、身頃や袖の位置をそろえやすく、左右の折り幅も均等にしやすくなります。
ポロシャツを置いたら、袖や裾が身頃の下に入り込んでいないか確認してください。
生地に細かなシワがある場合は、中央から外側へ向かって手のひらで軽くなでるように整えます。
強く引っ張ると、縫い目がゆがんだり、生地が伸びたりする可能性があるため注意しましょう。
前立てとボタンを整える
次に、胸元の前立てがまっすぐになるように整えます。
前立てがずれやすい場合は、ボタンを1つか2つ軽く留めると、左右の身頃をそろえやすくなります。
ただし、ボタンを留めることは必須ではありません。
ボタンを開けたままでも、前立てを平らに整えられていれば問題なくたためます。
ボタンを留める場合は、生地やボタンホールが引っ張られない自然な状態にしてください。
襟を自然な形に整える
ポロシャツをたたむ前に、襟の左右がそろっているか確認します。
襟先が内側へ巻き込まれていたり、片側だけ折れ曲がっていたりすると、その形のまま収納ジワがつくことがあります。
襟を強く立てたり、押しつぶしたりせず、着用時に近い自然な形に寝かせて整えましょう。
襟に厚みや芯があるポロシャツは、同じ位置を強く折り続けると形が崩れる可能性があります。
襟そのものを折り目の中心にしないことも大切です。
左右の身頃を内側へ折る
片側の肩から裾にかけて、身頃を内側へ折ります。
折る幅は、収納場所の横幅に収まる範囲で調整してください。
左右を細く折りすぎると折り目が増えるため、収納スペースに余裕がある場合は、できるだけ広めにたたむのがおすすめです。
身頃を折ったら、袖を自然な角度で下向きに折ります。
袖を何度も小さく折りたたむと細かなシワが増えやすいため、一度で身頃の内側へ収めるようにしましょう。
反対側も同様に折り、全体が縦長の長方形になるように整えます。
左右の折り幅をそろえると、収納したときに傾いたり崩れたりしにくくなります。
裾側から折り上げる
左右の身頃を折ったら、裾側から肩の方向へ折り上げます。
収納スペースに余裕がある場合は、裾を肩付近まで持ち上げる二つ折りにすると、折り目を少なくできます。
引き出しの高さに合わせる必要がある場合は、裾側から三つ折りにしても構いません。
ただし、折る回数が増えるほど、折り線が残る可能性も高くなります。
シワをできるだけ抑えたい場合は、コンパクトさよりも折る回数の少なさを優先しましょう。
また、胸元にプリントやワッペン、圧着マークなどがある場合は、加工部分が折り目の中心にならないように位置を調整してください。
加工部分を長期間強く折り曲げると、ひび割れや剥がれにつながることがあります。
表向きにして形を確認する
たたみ終わったら、ポロシャツを表向きに返します。
襟が折れ曲がっていないか、前立てが斜めになっていないか、左右のバランスが崩れていないかを確認してください。
気になるシワがあれば、手のひらで軽くなでて整えます。
平積みする場合は、襟を自然に寝かせた状態で、表側を上にして収納すると形を確認しやすくなります。
参考サイト
ポロシャツのたたみ方と収納|ハンガーで保管するとシワにならない? | コジカジ
収納方法別のポイント
引き出しへ平積みする場合
平積みは、ポロシャツの折り目を比較的少なくできる収納方法です。
二つ折りまたは三つ折りにしたポロシャツを、襟がつぶれないように重ねます。
ただし、高く積み上げすぎると、下のポロシャツへ重みがかかるだけでなく、必要な一枚を取り出すときに全体が崩れやすくなります。
下のポロシャツを無理なく取り出せる高さを目安に、いくつかの山へ分けて収納しましょう。
収納環境にもよりますが、3枚から5枚程度の低い山に分けると、整理しやすくなります。
ただし、枚数は絶対的な基準ではありません。
ポロシャツの厚さや襟の硬さに合わせて調整してください。
また、厚さだけで上下を決めるのではなく、形の安定性も確認しましょう。
柔らかいニットポロや襟がつぶれやすいものは、重い衣類の下へ置かないほうが安心です。
引き出しへ立てて収納する場合
立てる収納は、所有しているポロシャツを一覧しやすく、必要な一枚を取り出しやすい方法です。
重ねた衣類を引き抜く必要がないため、収納全体が崩れにくいというメリットもあります。
一方で、自立する大きさまで小さく折る必要があるため、平積みより折り線が増えることがあります。
シワを抑えたい場合は、必要以上に小さくたたまず、引き出しの高さに合う範囲で広めに折りましょう。
ポロシャツ同士を強く押し込まず、手が入る程度の余裕を残すことも大切です。
収納ケースの中で倒れてしまう場合は、仕切り板やブックエンドを使用すると、詰め込みすぎを防げます。
棚へ収納する場合
クローゼットの棚へ収納する場合は、できるだけ広めにたたみ、折る回数を減らすと収納ジワを抑えやすくなります。
棚の高さに余裕があっても、高く積み上げすぎるのは避けましょう。
いくつかの低い山に分けると、襟がつぶれにくく、取り出しやすくなります。
棚板の表面が粗い場合は、清潔な収納シートを敷くと、生地との摩擦や引っ掛かりを防ぎやすくなります。
棚の奥まで衣類を詰め込むと湿気がこもりやすくなるため、収納場所にも適度な余裕を持たせましょう。
ハンガーへ掛けて収納する場合
たたみジワをできるだけ避けたい場合は、ハンガー収納も選択肢になります。
ただし、どのポロシャツにも適しているわけではありません。
ニットポロや厚手で重みのあるポロシャツは、長期間ハンガーに掛けると、自重によって肩や身頃が伸びる場合があります。
そのため、伸びやすいポロシャツは、基本的にたたんで収納するほうが安心です。
ハンガーを使用する場合は、衣類の肩幅に合ったものを選びましょう。
細い針金ハンガーや肩先が鋭いハンガーは、肩に出っ張った跡がつきやすいため避けてください。
肩先に丸みがあり、ある程度厚みのあるハンガーを使うと、型崩れを抑えやすくなります。
ポロシャツの収納ジワを防ぐために避けたいこと
湿った状態で収納する
ポロシャツが完全に乾いていない状態でたたむと、折りジワが定着しやすくなります。
湿気が残ったまま収納すると、嫌な臭いやカビの原因になる可能性もあります。
表面が乾いているように見えても、襟、脇、前立て、袖口、裾の縫い目などには水分が残っていることがあります。
収納前に触れてみて、湿り気や冷たさが残っていないか確認しましょう。
引き出しへ強く押し込む
たたむ際に手のひらで軽く生地を整えること自体は問題ありません。
ただし、収納場所へ強く押し込んだり、長期間圧縮した状態で保管したりすると、深い折りジワが残りやすくなります。
引き出しを閉めるたびに衣類を押さえ込むような状態は、収納量が多すぎるサインです。
無理なく出し入れできる程度まで衣類を減らし、適度な空間を確保しましょう。
襟の上へ重い衣類を載せる
ポロシャツの上にデニムや厚手のスウェットなどを載せると、襟や前立てが押しつぶされることがあります。
特に、柔らかい襟や立体的な襟は、長時間圧力がかかることで形が崩れやすくなります。
ポロシャツは同じ種類の衣類とまとめ、重い衣類とは分けて収納するのがおすすめです。
必要以上に小さくたたむ
収納スペースを節約するために何度も折ると、身頃や袖に細かな折り線が増えます。
ポロシャツは襟や前立てにも厚みがあるため、Tシャツと同じ感覚で小さくすると形が崩れやすくなります。
収納スペースに収まる範囲で、できるだけ広めにたたみましょう。
長期間きつく丸める
衣類を丸める収納は、省スペースにしやすく、旅行時には便利な方法です。
ただし、ポロシャツをきつく丸めると、襟や前立てが巻き込まれ、不自然な形になることがあります。
家庭での長期収納には、平らにたたむ方法が適しています。
旅行時に丸める場合は、襟と前立てを平らに整え、強く締め付けないようにしましょう。
強く圧縮する
圧縮袋は収納スペースを節約できますが、強く圧縮すると襟や前立てがつぶれ、深いシワが残ることがあります。
特に、襟の形をきれいに保ちたいポロシャツや、芯の入った襟には注意が必要です。
旅行などで一時的に使用する場合でも、空気を抜きすぎず、襟が折れ曲がっていないことを確認しましょう。
長期収納では、強い圧縮を避けるのが無難です。
素材別に注意したい収納方法
綿素材のポロシャツ
綿は吸湿性が高く、肌触りに優れた素材ですが、一般的にシワがつきやすい傾向があります。
洗濯後に長時間放置すると、洗濯槽の中でついたシワが残りやすくなるため、洗濯が終わったら早めに取り出しましょう。
干す前に軽く振り、襟、前立て、袖、裾を手で整えると、乾燥後のシワを抑えやすくなります。
収納時は、折る回数をできるだけ少なくし、ほかの衣類で強く圧迫しないようにしてください。
ポリエステル混紡のポロシャツ
ポリエステルを含むポロシャツは、綿100%のものより日常的なシワが目立ちにくい傾向があります。
ただし、混紡率や編み方、加工方法によって性質は異なります。
シワになりにくい製品であっても、狭い場所へ長期間押し込めば、強い折り線が残ることがあります。
また、ポリエステルは高温に弱い製品もあるため、アイロンや衣類スチーマーを使用する際は洗濯表示を確認してください。
ニットポロシャツ
ニットポロは、編み地が柔らかく伸びやすいため、長期収納ではたたむ方法が適しています。
ハンガーへ掛け続けると、肩が伸びたり、身頃が縦方向に長くなったりする可能性があります。
平らな場所で形を整え、生地を引っ張らずにゆったりとたたみましょう。
上に重い衣類を載せると編み地や襟がつぶれることがあるため、収納する山の上側に置くか、単独で収納するのがおすすめです。
機能性素材のポロシャツ
接触冷感、吸汗速乾、UVカットなどの機能が付いたポロシャツには、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなど、さまざまな繊維や加工が使われています。
機能性素材だからといって、すべてが同じ性質を持つわけではありません。
熱への強さや適切な洗濯方法は製品によって異なるため、アイロンや衣類スチーマーを使う前に洗濯表示を確認しましょう。
プリントや接着加工が施されている場合は、熱を直接当てることで変色や剥がれが起こる可能性があります。
洗濯から収納までにできるシワ対策
洗濯表示を確認する
ポロシャツを洗う前に、衣類に付いている洗濯表示を確認しましょう。
同じ綿やポリエステルのポロシャツでも、生地の編み方、装飾、襟の構造、加工方法によって適切な洗い方は異なります。
家庭洗濯ができるか、乾燥機を使用できるか、アイロンの上限温度は何度かなどを確認してください。
製品の取扱表示がある場合は、一般的な衣類ケアの方法よりも、表示内容を優先することが大切です。
洗濯ネットを使用する
ポロシャツを洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使用すると、ほかの衣類との絡まりや摩擦を抑えやすくなります。
ボタンを留めるかどうかは、製品の状態によって判断します。
前立ての形を整えたうえで、裏返して洗濯ネットへ入れると、表面の摩擦やプリントへの負担を軽減できます。
洗濯ネットへ入れる際も、小さく丸めるのではなく、軽くたたんで入れましょう。
脱水時間を長くしすぎない
長時間の脱水は、生地に強いシワがつく原因になることがあります。
標準コースでシワが目立つ場合は、洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を確認したうえで、脱水時間を短く調整する方法があります。
ただし、適切な脱水時間は、素材や生地の厚さ、洗濯機の機種によって異なります。
すべてのポロシャツを同じ時間で脱水するのではなく、乾きやすさや型崩れのしやすさを見ながら調整しましょう。
洗濯後は早めに取り出す
洗濯が終わった衣類を洗濯槽の中へ放置すると、衣類同士が重なった状態でシワが定着しやすくなります。
洗濯終了後は早めに取り出し、両肩付近を持って軽く振りましょう。
その後、襟、前立て、袖、脇、裾を手で整えてから干すと、乾燥後のシワを軽減しやすくなります。
襟と前立てに風を通して干す
干すときは、ボタンを開け、襟や前立ての重なり部分に風が通るように整えます。
収納時には襟を自然に寝かせますが、乾燥中は襟を軽く立てたり、開いたりすることで乾きやすくなる場合があります。
特に襟や前立ては生地が重なっているため、身頃より乾燥に時間がかかります。
完全に乾いたら、襟を着用時に近い形へ戻してから収納しましょう。
完全に乾燥させてから収納する
湿気が残ったポロシャツを収納すると、シワだけでなく、臭いやカビの原因になる可能性があります。
襟、脇、袖口、前立て、裾の縫い目を触り、湿り気が残っていないか確認してください。
乾いた衣類でも、すぐに密閉された収納ケースへ入れるのではなく、室内の湿度が高い日は少し時間を置いてから収納すると安心です。
すでについた収納ジワを取る方法
ハンガーに掛けて湿気を与える
軽い収納ジワであれば、ハンガーに掛けて形を整えるだけでも目立ちにくくなることがあります。
シワが残っている部分へ霧吹きで少量の水を均一に吹きかけ、手で軽く伸ばしてから自然乾燥させましょう。
水をかけすぎると乾燥に時間がかかるため、生地がわずかに湿る程度で十分です。
色落ちや水ジミが心配な場合は、目立たない部分で試してから行ってください。
衣類スチーマーを使用する
衣類スチーマーは、ポロシャツをハンガーへ掛けたままシワを整えられる便利な方法です。
ただし、使い方は機種によって異なります。
蒸気を少し離して当てるタイプもあれば、アイロン面を生地へ軽く当てて使用できるタイプもあります。
使用前に、ポロシャツの洗濯表示とスチーマーの取扱説明書を確認してください。
ボタン、プリント、ワッペン、接着部分などへ高温の蒸気を長時間当てると、変色や変形が起こる可能性があります。
アイロンを使用する
深いシワが残っている場合は、アイロンを使用します。
アイロン温度は素材によって異なるため、必ず洗濯表示に従ってください。
ポリエステルや機能性素材、プリント加工があるポロシャツに高温のアイロンを当てると、生地が変形したり、表面が光ったりすることがあります。
必要に応じて当て布を使用し、目立たない場所で試してから全体を整えましょう。
襟や前立ては厚みがあるため、強く押しつぶすのではなく、形を整えながら少しずつアイロンをかけます。
ポロシャツを長期間収納するときの注意点
汚れを落としてから収納する
衣替えなどで長期間保管する場合は、必ず洗濯してから収納しましょう。
一度しか着用していないポロシャツでも、襟や脇には皮脂や汗が付着している可能性があります。
汚れを残したまま収納すると、時間がたってから黄ばみや臭いが発生したり、衣類害虫の被害を受けたりすることがあります。
洗濯後は完全に乾燥させ、汚れや湿気が残っていないことを確認してください。
湿気の少ない場所へ収納する
長期収納では、ケースの通気性だけでなく、収納場所の湿度管理が重要です。
クローゼットや押し入れの奥は湿気がこもりやすいため、定期的に扉を開けて換気しましょう。
衣装ケースを使う場合は、ポロシャツを詰め込みすぎず、出し入れできる程度の余裕を残してください。
除湿剤を使用する場合は、衣類へ液体が付着しない場所へ設置し、交換時期を確認しましょう。
防虫剤は表示どおりに使用する
防虫剤を使用する場合は、製品パッケージに記載された使用量、設置場所、使用可能な収納容器を守りましょう。
防虫剤の種類によっては、衣類の上へ置くよう指定されているものがあります。
自己判断で衣類から離れた場所へ置くと、十分な効果を得られない可能性があります。
また、異なる種類の防虫剤を併用すると、成分が溶けて衣類のシミや変色につながる場合があります。
併用可能と明記されていない製品は混ぜず、以前使用していた防虫剤の種類が分からない場合は、古い製品を取り除いてから新しいものを使用しましょう。
定期的に状態を確認する
長期間収納している間も、季節の変わり目などに衣類の状態を確認しましょう。
襟が折れ曲がっていないか、湿気や臭いが発生していないか、防虫剤や除湿剤の交換時期が過ぎていないかを確認します。
同じ位置に長期間強い折り目がついている場合は、一度たたみ直すと、折り癖の定着を抑えやすくなります。
ポロシャツをきれいに収納するためのまとめ
ポロシャツの収納ジワを抑えるには、平らな場所で襟と前立てを整え、左右の身頃を均等に折ることが基本です。
収納スペースに余裕がある場合は、二つ折りなどの折る回数が少ない方法を選びましょう。
引き出しや棚へ収納するときは、高く積み上げたり、無理に押し込んだりせず、襟がつぶれない程度の余裕を持たせることが大切です。
また、収納ジワの予防は、たたむ段階だけでなく、洗濯後の扱いから始まっています。
洗濯後は早めに取り出し、襟や前立てを整えて干し、完全に乾燥させてから収納してください。
素材や加工によって適切なケア方法は異なるため、アイロンや衣類スチーマーを使う際は、洗濯表示と製品の取扱説明書を確認しましょう。
正しいたたみ方と、ゆとりのある収納を心掛ければ、ポロシャツの目立つシワや型崩れを抑え、着用時の清潔感を保ちやすくなります。
以上、ポロシャツをシワなく収納するたたみ方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

